「七里ヶ浜の哀歌」の感想
七里ヶ浜の哀歌
しちりがはまのあいか

三角錫子

分量:約2
書き出し:一真白《ましろ》き富士《ふじ》の根《ね》緑《みどり》の江《え》の島《しま》仰《あお》ぎ見るも今《いま》は涙《なみだ》帰らぬ十二の雄々《おお》しきみたまに捧《ささ》げまつる胸《むね》と心《こころ》二ボートは沈《しず》みぬ千尋《ちひろ》の海原《うなばら》風も浪《なみ》も小《ち》さき腕《うで》に力もつきはて呼《よ》ぶ名《な》は父母《ちちはは》恨《うらみ》は深《ふか》し七里《しちり》が浜辺《はまべ》三み雪...
更新日: 2024/04/11
19双之川喜41さんの感想

 海難事故(かいなんじこ)の 鎮魂歌(ちんこんか)であり この哀歌が 耳の底に いまだに 残っていて 湘南-江の島を 訪れた折りに 無意識(むいしき)に 口ずさむ向きは まだまだ 少なからず いると 思われる。記憶していた 歌詞より はるかに長く 哀悼(あいとう)の意を込めた 優れた作品と 感じた。