「アッシャア家の覆滅」の感想
アッシャア家の覆滅
アッシャアけのふくめつ
初出:「社会及国家 第五十七号、第五十八号」一匡社、1918(大正7)年7月15日、8月19日

ポーエドガー・アラン

分量:約9
書き出し:その年の秋の、重々しい雲が空に低く垂れ懸った、ものうい、暗い、ひそりとした日のことである。私は終日、たった独り馬に跨《またが》って怪しく荒れ果てた田舎路を通って行った。そうして日脚が傾いた時分に、ようよう陰鬱なアッシャアの邸が見える所まで辿り着いた。私には其れがどう云う訳だか分らない———が、その建物を一と目見るや否や、或る堪え難い悲しい気持ちが、私の胸に泌み徹って行った。私は特に堪え難いと云う。...
更新日: 2024/04/14
19双之川喜41さんの感想

 他にも 石川県金沢市生まれの 翻訳者 佐々木直次郎氏の 完訳がある。谷崎は 張り切りすぎて 挫折して しまったようにも 見受けられる。「人間の心というものは たとえ どんなに 恐ろしい光景に接しても詩的な 感情に 助けられて 半ば 慰められるのが 常である。」と 谷崎は 訳すけど それでも 新味は 伝わって 来てないようにも 思えて しまった。    

更新日: 2024/02/10
8eb05d040692さんの感想

作者が風邪を引いたから途中で執筆をやめるって… ある意味新鮮な終わり方