「『北越雪譜』の科学」の感想
『北越雪譜』の科学
『ほくえつせっぷ』のかがく

中谷宇吉郎

分量:約3
書き出し:『北越雪譜』は、越後鹽澤の人、鈴木牧之翁が雪に埋れて暮した自分の周圍の生活について、折にふれて書きためた文章を、晩年において纒めたものである。議論もなく、所謂卓見もないが、當時における雪國の庶民の生活記録の集成として、まことに珍重すべき文獻である。本來は民族學の資料として、價値のあるものであろうが、所々に※入してある「科學的記述」の中にもいろいろ面白いものがある。もちろん術語は、今日の科學の言葉と...
更新日: 2025/01/06
65c8aadc88adさんの感想

雙喜 約百年以上前に 著者は 理科教育すら 受けては いない 質屋の 親父が 持っていた 科学知識は 現代の 雪に関する 識見から見ても 遜色の 無いもので あったという。日本人の 民族性と 科学性の 研究を するについて 資料とすべき 貴重な 一次資料が この雪譜であると 感じた。取っ付き にくさを 我慢して 読み進めると アニメ化しても ある程度の 読み手は 期待できる ような 気がしてきた。  14:59 降雨。