「或る一世の話」の感想
或る一世の話
あるいっせいのはなし

中谷宇吉郎

分量:約3
書き出し:或る一世の話中谷宇吉郎アメリカでは社會保障制度が、なかなか巧く行っている。ほとんどどんな職業についていても、六十五歳以上になって引退すると、死ぬまで毎月七十ドルないし百ドルくらいの年金が貰える。その時十八歳未滿の扶養者があると、一人につき三分の一だったか附加される。また細君が六十五歳を越すと、三分の二くらい増額になる。要するに國民の全部に恩給がつく制度になっている。もっとも政府が無料でこういう保障...