「稲の二毛作」の感想
稲の二毛作
いねのにもうさく

中谷宇吉郎

分量:約3
書き出し:稻の二毛作中谷宇吉郎大阪からの飛行機は、室戸岬の上を通って、高知まで、一時間十分で飛ぶ。天氣がよいと、陸地の上を短絡して、五十分くらいでいってしまうこともある。まことに隔世の感がある。室戸岬の上を、飛行機でとんで、一番驚いたことは、あの急峻な岬の山地が、ほとんど頂上まで、段状の耕地になっている點であった。乏しい土地を、最後の一隅まで、使おうとする日本人の努力の姿が、まざまざと見られる。耕地の一部は...
更新日: 2025/12/17
艚埜臚羇1941さんの感想

  室戸岬あたりは 颱風の 通り道に なることが 多いので 稲作を二毛作に することで 稲の半分は 助かるように 工夫している。二毛作と いうと 単純に 収穫が 二倍になる ように 思いがちで あるけど 地力は 劣化していき なんとかの 狸の 皮算用と なりがちで あるという。聞いて みなければ わからんものだと 思った。