「クラム・ベーク」の感想
クラム・ベーク
クラム・ベーク

中谷宇吉郎

分量:約3
書き出し:米國の東海岸、ニュー・イングランド地方には、流石に古い傳統が殘っていて、ジャズの國アメリカでは一寸考えられないような料理がある。「クラム・ベーク」というのが、その一つであって、今度の會議の懇親會で、初めて食べてみたが、なかなか風趣のある料理である。これは東部《イースト》でも、海岸地方にだけ殘っているもので、日本でも珍しい料理の一つであろう。料理は野外でやるので、廣々とした草地の中に、まず大きい石塊...