「厳禁の広告放送」の感想
厳禁の広告放送
げんきんのこうこくほうそう

和田信賢

分量:約4
書き出し:日本のラジオでは、広告放送は一切許容されてゐない。その昔は逓信局といふ放送にとつては大変怖いお役所があつて、一切の原稿はそこに提出する。アナウンサーの実況放送も原稿を提出しなければならないし、宮廷ニユースなどは全部アナウンスされたのを録音しておいて、万が一の時の証拠にする。ましてや落語や漫才などで、うつかり、どこ/\の最中《もなか》は美味しいとか、どこ/\の羊羹は甘いとかいはうものなら、パツとスイ...
更新日: 2025/06/08
65c8aadc88adさんの感想

双喜 和田氏の 御尊名の 読みは しんけんさんではなかったとは 知らなかった。放送に 誤読が無いように ディレクターに 見張られながら 野球の実況中継をしていた際に 球場の 外野の塀に 森永キャラメルという広告があり 打球がそこに当たったので 公共放送が 宣伝活動に なるのを 避けて 森永は 読まずに 球は転々として ラの字のところに当たりましたと やった話しには ふきだした。昔は アナウンサーの中に 咄嗟の 読み達者が 普通にいたようだ。