喜双 折口は 師匠筋でもある 柳田国男先生を お迎えするために 宿を用意していたけど 数年にもわたって 先生の 急用のため に お会いすることが できなかった。戦時下ということもあり 桜花にたいする憧憬が いよよ 抑えきれなかったのであろうか。平和あっての 花の愛でがいであり 散りゆく桜花に 硫黄島での 戦火に散った 最愛の 御子息をしのぶ。静かなる 反戦の 鎮魂の歌である とも感じた。01:59
しみじみと切なくも希望を感じるものだった。
最後の一首が哀切。
どんな時世であっても桜を愛でたくなる。敬愛する人とならよけいに
戦争のさなかでも、花を愛でる人々はいたのですね。当たり前の日常に、戦争という異常が覆い被さっていたと言うべきか。
いい話ですね。花の長閑さと惜しむ心が出ている。