「南島譚」の感想
南島譚
なんとうたん

01 幸福

01 こうふく初出:「南島譚」問題社、1942(昭和17)年11月

中島敦

分量:約15
書き出し:昔、此《こ》の島に一人の極めて哀れな男がいた。年齢《とし》を数えるという不自然な習慣が此の辺には無いので、幾歳《いくつ》ということはハッキリ言えないが、余り若くないことだけは確かであった。髪の毛が余り縮れてもおらず、鼻の頭がすっかり潰《つぶ》れてもおらぬので、此の男の醜貌《しゅうぼう》は衆人の顰笑《ひんしょう》の的《まと》となっていた。おまけに脣《くちびる》が薄く、顔色にも見事な黒檀《こくたん》の...
更新日: 2024/04/24
19双之川喜41さんの感想

 男は 昼間は 下僕(げぼく)なので 長老(ちょうろう)から 酷使(こくし)されるけれど 夜は 夢の中では 逆に 長老を 顎(あご)で 使い 飽食(ほうしょく)に 耽(ふけ)る。その結果 実際に 長老は やせ衰え 下僕は 肥えて来てしまう。なにやら 暗喩(あんゆ)に とんだ 深い話しと 感じた。

更新日: 2020/11/07
19双之川喜41さんの感想

 下僕は 昼間は長老から 酷使されるけど 夜間は 夢の中では 逆に 長老を 顎で使い 美食に耽る。 その結果 不思議なことに 実際に 下僕は肥り 長老は痩せ衰えてしまう。 暗喩にとんだ 話であると感じた。

更新日: 2019/10/15
b9ef941530ccさんの感想

中島敦は南島譚はパラオにあった、もうすでに海底に沈んだあるSHIMANO島民たちの話だ。

更新日: 2017/11/08
Mahoさんの感想

私の人生にも応用できないかしら

更新日: 2017/11/07
46c03f30a53fさんの感想

漢字が難しい事以外は文章も読みやすくとにかく読んでいて楽しい。

更新日: 2016/12/28
f152cd8a3cdfさんの感想

いつもの中島敦