「名人伝」の感想
名人伝
めいじんでん

中島敦

分量:約19
書き出し:趙《ちょう》の邯鄲《かんたん》の都に住む紀昌《きしょう》という男が、天下第一の弓の名人になろうと志を立てた。己《おのれ》の師と頼《たの》むべき人物を物色するに、当今弓矢をとっては、名手・飛衛《ひえい》に及《およ》ぶ者があろうとは思われぬ。百歩を隔《へだ》てて柳葉《りゅうよう》を射るに百発百中するという達人だそうである。紀昌は遥々《はるばる》飛衛をたずねてその門に入った。飛衛は新入の門人に、まず瞬《...
更新日: 2021/11/08
8dda04ca1032さんの感想

瞬きをしないと目が干からびるぞとか、虱やら遠方の柳の葉やらがもう修行が過剰な少年漫画みたいと思ったり。

更新日: 2020/04/11
86907b788e63さんの感想

以前、読んだかも知れないが、名人の極致は、まさにそれを忘れ去るということか。

更新日: 2019/10/24
19双之川喜41さんの感想

 紀昌が 深刻な認知症でないとしたら 何を学びとれば良いのか。 真似は 難しい。 何事も 高みを目指すには 突き抜けるほどの 自己研鑽が できれば とでも解するべきかと思った。

更新日: 2019/10/16
b9ef941530ccさんの感想

中島敦の名人。

更新日: 2019/02/04
80b2ab657710さんの感想

前半部から後半部への展開によって、真に道を極める事の神秘性を表現している様に感じられた。何事にも常人の理解を越えた領域があるようだ。

更新日: 2019/01/29
a296e5800df1さんの感想

いくら腕に自身があるからと言って喧嘩中の妻に向けて矢を射るような人と絶対結婚なんかしたくないな。とはいえ序盤の基本こそが重要という考えは納得させられる。

更新日: 2016/11/05
c8ea312d131cさんの感想

非常に格調高い文体で書かれたアイロニーに満ちた話。その対象がどこに向かっているかという点は諸説ある。

更新日: 2016/03/07
bf08917fac53さんの感想

プロのスポーツ選手は、その動作を無意識でおこなうが、真に道を究めた達人は概念すら無意識のものにする。

更新日: 2016/01/01
a58cf00acfafさんの感想

面白い

更新日: 2015/06/20
111957dbc8adさんの感想

達人が達人足らしめる理由が本末転倒で面白かったです。でも、実際そうかもしれない(笑)