「じゅりあの・吉助」の感想
じゅりあの・吉助
じゅりあの・きちすけ
初出:「新小説」1919(大正8)年9月

芥川竜之介

分量:約6
書き出し:一じゅりあの・吉助《きちすけ》は、肥前国《ひぜんのくに》彼杵郡《そのきごおり》浦上村《うらかみむら》の産であった。早く父母に別れたので、幼少の時から、土地の乙名三郎治《おとなさぶろうじ》と云うものの下男《げなん》になった。が、性来|愚鈍《ぐどん》な彼は、始終朋輩の弄《なぶ》り物にされて、牛馬同様な賤役《せんえき》に服さなければならなかった。その吉助が十八九の時、三郎治《さぶろうじ》の一人娘の兼《か...
更新日: 2021/12/31
19双之川喜41さんの感想

 恋慕の情に苦しみ 受洗した。 磔(はりつけ)の時に 油雲が沸き起こり 凄まじい大雷雨が 竹矢来を 濡らした。 口の中から 白い百合が 咲きでたという。 吉助の 生涯に 深く感動する。

更新日: 2021/12/30
karinoさんの感想

不思議な作品。夏目漱石の『夢十夜 第一夜』を思い出した。あんな布教の仕方もしてたのか気になったけど。