「猫又先生」の感想
猫又先生
ねこまたせんせい

南部修太郎

分量:約37
書き出し:高橋順介、それが猫又先生の本名である。先生はT中學校の國語並に國文法の先生で、私達が四年級に進んだ年の四月に新任されたのである。而《しか》も、當然私達の擔任たるべく期待されてゐた歴史の杉山先生が、肺患が重つた爲めに辭任されたので、代つて私達のクラスを擔任されることになつた。杉山先生は若かつたが、中學校の先生には稀に見る程の温かな人格者で、而も深い學識を持ちながら淡々たる擧措《きよそ》が一同の敬愛の...
更新日: 2017/02/23
456e94a2268cさんの感想

ほろ苦い青春小説。少年たちの若者らしい純粋で繊細な感情が新鮮に描かれている。楽しみました。