「寒山拾得」の感想
寒山拾得
かんざんじっとく
初出:「新小説」1916(大正5)年1月

森鴎外

分量:約30
書き出し:唐《たう》の貞觀《ぢやうくわん》の頃《ころ》だと云《い》ふから、西洋《せいやう》は七|世紀《せいき》の初《はじめ》日本《にほん》は年號《ねんがう》と云《い》ふもののやつと出來掛《できか》かつた時《とき》である。閭丘胤《りよきういん》と云《い》ふ官吏《くわんり》がゐたさうである。尤《もつと》もそんな人《ひと》はゐなかつたらしいと云《い》ふ人《ひと》もある。なぜかと云《い》ふと、閭《りよ》は台州《たい...
更新日: 2019/12/02
b9ef941530ccさんの感想

噂に聞こえる寒山と拾得だが、寒山は岩に住んでいる子供で、文殊。寺に残り物のご飯やおかずを貰いに来る、拾得は拾われ子で、普賢。厨房で働いている。これが寒山拾得。知事が呼ぶと逃げ出した。