「機関車」の感想
機関車
きかんしゃ
佐左木俊郎
分量:約15分
書き出し:
一その線は、山脈に突き当たって、そこで終わっていた。そしてそのまま山脈の貫通を急がなかった。山脈の裾《すそ》は温泉宿の小さい町が白い煙を籠《こ》めていた。停車場は町|端《はず》れの野原にあった。機関庫はそこから幾らか山裾の方へ寄っていた。温泉の町に始発駅を置き、終点駅にすることは、鉄道の営業上から、最もいい政策であったから。終列車を牽《ひ》いて来た機関車はそこで泊まった。そして翌朝の最初の列車を牽...
作品詳細
作品を読む
青空文庫ビューア Ad
Icons made by
Freepik
from
www.flaticon.com