「或敵打の話」の感想
或敵打の話
あるかたきうちのはなし
初出:「雄弁」1920(大正9)年5月

芥川竜之介

分量:約30
書き出し:発端肥後《ひご》の細川家《ほそかわけ》の家中《かちゅう》に、田岡甚太夫《たおかじんだゆう》と云う侍《さむらい》がいた。これは以前|日向《ひゅうが》の伊藤家の浪人であったが、当時細川家の番頭《ばんがしら》に陞《のぼ》っていた内藤三左衛門《ないとうさんざえもん》の推薦で、新知《しんち》百五十|石《こく》に召し出されたのであった。ところが寛文《かんぶん》七年の春、家中《かちゅう》の武芸の仕合《しあい》が...
更新日: 2019/10/26
19双之川喜41さんの感想

 敵討ちは 一代限りと聞く。考えてみれば 未来永劫に 仇打ちを 続ければ 鼠算ではないけど 人が 絶滅に 近づくかもしれない。 それより前に 関係者一同 身体強健でなければ 仇討ちは 出来ない。 このはなしの 筋立ては 自死▫病死で 占められており 詩情には欠けると感じた。

更新日: 2019/02/12
taroさんさんの感想

好きな作品。映画っぽい

更新日: 2015/03/11
感想太郎さんの感想

タイトルの通り、江戸時代を舞台にした敵討ちの話。3年に及ぶ敵討ちの旅を描く。グイグイ引き込まれてすぐ読み終わった。なんだか映画を一本観たような、そんな濃さがあった。