「片恋」の感想
片恋
かたこい
初出:「文章世界」1917(大正6)年10月

芥川竜之介

分量:約12
書き出し:(一しょに大学を出た親しい友だちの一人に、ある夏の午後|京浜電車《けいひんでんしゃ》の中で遇《あ》ったら、こんな話を聞かせられた。)この間、社の用でYへ行った時の話だ。向うで宴会を開いて、僕を招待《しょうだい》してくれた事がある。何しろYの事だから、床の間には石版摺《せきばんず》りの乃木《のぎ》大将の掛物がかかっていて、その前に造花《ぞうか》の牡丹《ぼたん》が生けてあると云う体裁だがね。夕方から雨...
更新日: 2023/09/19
鍋焼きうどんさんの感想

今では全くの荒唐無稽だが、当時の無学な人の中にはこれに近いような人もいたろうか。

更新日: 2021/01/10
19双之川喜41さんの感想

 片想いされた女が 事もあろうに 素性の知れない男に 片想いするという 片想いの 二重奏の 話であるけど 無理筋なので 意表をつかれ 本当に 面白いと感じた。