「草木塔」の感想
草木塔
そうもくとう

種田山頭火

分量:約34
書き出し:若うして死をいそぎたまへる母上の霊前に本書を供へまつる鉢の子大正十四年二月、いよいよ出家得度して、肥後の片田舎なる味取観音堂守となつたが、それはまことに山林独住の、しづかといへばしづかな、さびしいと思へばさびしい生活であつた。松はみな枝垂れて南無観世音松風に明け暮れの鐘撞いてひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる大正十五年四月、解くすべもない惑ひを背負うて、行乞流転の旅に出た。分け入つても分け入つて...
更新日: 2024/04/23
19双之川喜41さんの感想

 新聞で 取り上げられていたので 再読してみた。「酔うて こほろぎと」は (味々居)に 収録されている。削ぎ取った生活は その人の 意に添うことが 多いかもしれないけど 意に反して 削ぎ取られた生活は 狂信的な 独裁者の 自己満足であり はた迷惑の 最たるものと 言わざるを 得ないと 感じた。

更新日: 2023/10/01
ba5194e78df6さんの感想

良かった

更新日: 2020/11/07
19双之川喜41さんの感想

 削ぎとって 削ぎとって 発句も 人世も 果てに 在るものは。 酒精の手は 借りたりしたようだ。 昨今の 貧乏自慢が 手緩く見えてしまう。 鉄鉢の中にも霰 

更新日: 2020/05/05
26d5b3028258さんの感想

まっすぐな道でさみしい どうしようもない私が歩いている