芥川竜之介
日本のシェイクスピアか、このクドクドとした独白体。
女心の描き方が巧みで、引き込まれる。
良く知られている袈裟の死の理由が、単なる貞操感に基づくものではないことを、袈裟と盛遠の独白を介して述べた作品。 芥川でなければこんな作品は書けないのでしょうね。
間男が 夫を殺しに 約束通りに 来るのか来ないのか 女はやきもきする。 女は 一生愛した男は 間男だけと思う。 何も知らずに 忍んで来る間男は とても勿体ないことをやらかすかもしれないと思った。