「文芸と道徳」の感想
文芸と道徳
ぶんげいとどうとく

夏目漱石

分量:約45
書き出し:私はこの大阪で講演をやるのは初めてであります。またこういう大勢の前に立つのも初めてであります。実は演説をやるつもりではない、むしろ講義をする気で来たのですが、講義と云うものはこんな多人数を相手にする性質のものでありません。これだけの聴衆全体に通るような声を出そうとすれば——第一出る訳がないけれども、万一出るにしても十五分ぐらいで壇を降りなければやりきれないだろうと思います。したがって、始めての事で...
更新日: 2019/09/11
gnosaさんの感想

両雄並び立たず。

更新日: 2016/03/11
156_shiさんの感想

難しい話でした。昔よりも最近の若者は自分のみ気持ちをあけすけに淡白に伝えてくるというくだりは、当時は穏やかな世間になったものだで済むが、近年は悪い方向に増長しているように思えてならない。昔の人のお話、などでは片づけられない気持ちになりました。