「変な音」の感想
変な音
へんなおと

夏目漱石

分量:約11
書き出し:上うとうとしたと思ううちに眼が覚《さ》めた。すると、隣の室《へや》で妙な音がする。始めは何の音ともまたどこから来るとも判然《はっきり》した見当《けんとう》がつかなかったが、聞いているうちに、だんだん耳の中へ纏《まと》まった観念ができてきた。何でも山葵《わさび》おろしで大根《だいこ》かなにかをごそごそ擦《す》っているに違ない。自分は確《たしか》にそうだと思った。それにしても今頃何の必要があって、隣り...
更新日: 2024/01/20
8eb05d040692さんの感想

短編ですがとても秀逸だと思いました。面白かったです

更新日: 2021/07/08
52a1d4d27dccさんの感想

久々に夏目漱石の短編を読んだが、やっぱり彼の文体はキレがよく、読んでいて心地いい。

更新日: 2020/03/31
597458c652c8さんの感想

印象に残る

更新日: 2019/11/05
19双之川喜41さんの感想

 入院体験を ここまで昇華させて表現するのは 凄いと感じた。 確かに 胡瓜も革砥も 気になると言えば気になる。 生と死の はざまに押しやられた人は 辛く切ないものだと思った。

更新日: 2018/11/29
d6e8a0e1351dさんの感想

悲しい。悲しすぎる。 漱石という人は、落語のような語り口で人生を凝縮するのがうまいな。

更新日: 2017/04/05
cd57a568e596さんの感想

夏目漱石という先入観なくして 読んだ場合 感想は違ったように思う 元も子もない 感想だが

更新日: 2016/01/04
a98a2cd23bf1さんの感想

約50年前の 十代の頃、虫垂炎になり、小さな 開業医さんの、日本家屋を改造したような病院に、入院したことを おもいだしました。 ベッドのある部屋も あったけど 私が、術後 、運ばれたのは めずらしく畳に 布団の部屋でした。 数日たって 他の部屋に変わったとこをみると 入院が急だったため 最初は、臨時の部屋だったのでしょう。 和室の病室が どうだったか、不思議な音はしなかったか 観察しておけば よかったなと 繊細さに欠ける我が神経を残念に思います。

更新日: 2015/12/27
478edb459372さんの感想

入院中の出来事。 皆心細いのか隣のことが気になるようだ。

更新日: 2015/11/30
bb547f2463c4さんの感想

具合が悪い患者ほど、壁のシミが悪魔や妖怪に見えるらしい。 自宅の方が休まるってことか~ぃ?…(,,•﹏•,,)

更新日: 2015/08/22
本を読む人さんの感想

自分が出す音は気にならないのだけど、他人が出す音は気になってしまう。日常あるあるですね。