「こころ」の感想
こころ
こころ
初出:「朝日新聞」1914(大正3)年4~8月

夏目漱石

分量:約457
書き出し:上先生と私一私《わたくし》はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚《はば》かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「先生」といいたくなる。筆を執《と》っても心持は同じ事である。よそよそしい頭文字《かしらもじ》などはとても使う気にならない。私が先生と知り合いになったのは鎌倉《かまくら》...
更新日: 2024/08/04
63b6318e66daさんの感想

この作品は何回読んでも飽きない

更新日: 2024/07/18
77786eb5fbc6さんの感想

先生は、どうすべきだったのか。それは、読む人の倫理観によって、変わってくるのだろう。

更新日: 2023/10/19
0d0420d16fb0さんの感想

旧約聖書にある、「人は獣に勝るものではない。」という言葉を想起しました。 人は、その心に、人としての叡智と同時に、獣の本性を併せ持っている。 人として、誠実に生きようとすればする程、心に葛藤を持つに至る。

更新日: 2023/09/07
5160ba453762さんの感想

究極のナルシズム。 苛立ちを覚えるのは誰の心にもある根深い闇だからだろうか? 教科書の切り抜きしか知らなかったけど、どんどん頁を捲りたくなる面白さがある。名作は素晴らしい。

更新日: 2023/08/21
2a2cb453dea3さんの感想

途中までテンポ良かったのに手紙に入ってから長いね。。もっと簡潔にまとめろよとwでもそれがいいのかね。多分何かの雑誌の連載だったのだろう。やむを得ず引き伸ばしたのだろうか。

更新日: 2023/05/27
ec81ddea89e0さんの感想

K は何故襖を開けたのか? 先生に自分の死んだところを見てほしかったのかも知れない。 最悪の目覚めだ。多分一生快眠できないと思う。 本当は怖い夏目漱石の「こころ」

更新日: 2023/04/07
4e4a888ff5a9さんの感想

なぜか読みおわったあと 文体が音楽のように 感じたというか、感じさせられたというか 文豪の作品の所以なんでしょうね

更新日: 2023/01/14
0036320a37beさんの感想

まわりくどく、陰鬱で重苦しい作品であった

更新日: 2022/11/25
fa7c9f21f35dさんの感想

中国人の私にとって、難しい本だ。

更新日: 2022/10/25
1aa91ba48629さんの感想

電車に乗るたびに約一月かけて読み終えた。 何年も前に娘から「お父さんも漱石ぐらい読んだ方がいいよ」とこの文庫本を渡された。その時の私は最初の方だけ読んで本棚に眠らせておいたけど、その後娘が結婚するときに貸したこの文庫本を持っていった。それ以来いつかは読まなくてはと思っていたがようやく今となり読み終えることが出来た。 心の中で誰にも伝えられない、いや伝えることのできない秘密、それを初めて伝える事が出来、それをし終えた時が死の時でもあった。

更新日: 2022/05/14
0019a5a5b4c5さんの感想

とある芸人の自決の報道が世に出たタイミングで読了した。人には人の事情があり、誰も知り得ることができない。 身体の寿命が老衰なら、心の寿命は自決なのかもしれない。

更新日: 2021/12/05
c9bbfb790c54さんの感想

高校の時読んだが、あれから30年以上経ったが、また新規で読むような気持ちで、のめり込めました

更新日: 2021/08/05
19双之川喜41さんの感想

 こころがあるから 自死したのか。おなじこころで恋人を 奪いとったのか。ヒッバッテ ヒッバッテ 長編にしてしまう。感動すべきかもしれない。 新聞売り上に寄与し 今頃になって 社の危機をすくうと感じた。

更新日: 2021/05/09
39aca549f062さんの感想

物語は有るが、それはまた別の物語であっていい。漱石を読む時、私達は彼の類い稀な人生観照に驚くばかりだ。今ある人生に、今ある事象に、今ある問題に、今ある人間に、其れ程丁寧に対座し細かく観察し明らかに客観する、而も主観的にありながらまるで独りよがりしない。生きていく上で人間には其の姿勢が大事なのだと思わせて呉れる。あの明治の時代にこれ程の明晰な個人主義が有ろうなどとは。これ程ふんだんに義理人情が有ろうなどとは。物語を紡ぐ人生観の確かさ、其の語彙力の豊かさ美しさ、だから漱石の小説は少しも古くならない。こころは其の頂点であろう。

更新日: 2021/03/07
いちにいさんの感想

中学1年になる娘が、私の書斎を探り、漱石を引っ張り出したようだ。書生時代に読んだ文庫を今娘が読んでいる。ラインマーカやボールペンで汚れていて、「引いた線には何の意味があるのか?」と写メをよこした。今となってはどういう了見でそんな真似をしたのか分からない。余白に女の名前や私の陳腐な死生観でも書いてやしないか心配である。娘が漱石を読む年になった喜びと父親の過去を暴かれる不安とが同居した。そもそも、「こころ」のあらすじを忘れていたので、今更ながら読み返した次第である。

更新日: 2021/02/18
2ca9e1e0ab8dさんの感想

そもそも最初で内容が理解できないのは当たり前なのかもしれない。 我々にとっての今の「自殺」とは決定的な不幸(いじめやブラック務め)から来るものだからKや先生の自殺に「意味がわからない」というのも納得がいく。しかし、我々は今を生きる人だからそもそもの道徳論や死生観が昔とは決定的に違う。ただの物語として読むのではなく、彼らの時代の考え方や死生観を学ぶとまた違った感想が出てくると思う。昔の有名文学が今になって評価されにくくなっているのは我々の価値観が変わったからである。

更新日: 2021/01/19
66e1784ec180さんの感想

登場人物が揃いも揃って似たような堅物でつまらない。漱石先生は、人物像の書き分けが下手なのでは? 国語の教科書に必ず掲載される慣習があるが、近年、大勢の学者間の論争では駄作の評価に傾いてもいますし。

更新日: 2020/10/07
4cfbf45ceac9さんの感想

つまらなかった。

更新日: 2020/08/14
25c0b0620a35さんの感想

漱石すご

更新日: 2020/07/11
7393a2a246b9さんの感想

えええ、ここで終わり!? おもしろいし美しいし文句なしですが、びっくりしました。