「草枕」の感想
草枕
くさまくら
初出:「新小説」1906(明治39)年9月

夏目漱石

分量:約263
書き出し:一山路《やまみち》を登りながら、こう考えた。智《ち》に働けば角《かど》が立つ。情《じょう》に棹《さお》させば流される。意地を通《とお》せば窮屈《きゅうくつ》だ。とかくに人の世は住みにくい。住みにくさが高《こう》じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟《さと》った時、詩が生れて、画《え》が出来る。人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒|両隣《りょうどな》り...
更新日: 2024/08/05
9973a6bbfb35さんの感想

ワイの枕は臭枕。

更新日: 2020/11/07
19双之川喜41さんの感想

 和尚の心は 底のない 袋のように 行き抜けなので 芸術家の 資格があると言う。 四角の世間から 常識を 取り去ったと言うことと 勝手に 見当をつけて見た。 難解な文章に 見当外れの 因縁をつけるのも 愚者の 特権であろう。 草枕より 膝枕と思った。

更新日: 2020/05/03
07859be9c7dbさんの感想

黒々と筆のタッチの文の、運び、文語調が、たまらなく素晴らしい、 漱石は画家志望の気が、あったのかもな、

更新日: 2018/12/12
5f7d515cd3e2さんの感想

 平穏な暮らしですら続くと、マンネリとなり、ささいなことでも不平不満、愚痴ばかりこぼしてしまう。 そこで日頃とは違うことをして現実逃避する。趣味をもったり、芸術にひたるのもそのためだろうか。 私は、人間関係でいやなことがあり悩んだりするとき、ふと冒頭を読み返してみたくなることがある。  全体としては、小説を読んでいるというより、美しい絵画を観ているような気持ちになる。登場人物も絵になる人たちとして出てくる。 日頃の生活も絵画や小説の登場人物のように、客観的に見てゆけば、新鮮な見方ができるのだろうと思えた。

更新日: 2018/07/11
b9ef941530ccさんの感想

夏目漱石の『草枕』は、小説というよりも随筆ではなかろうか⁉訳の分からん事ばかりをつぶやかれても、意味不明。主人公は画家であるが、画を画にしても小説家や音楽家とか、他業界の人を批判したり、けなしたりして、自分の好みのみをつぶやく。画家とは自分のイメージを描くのであろうが、小説家の夏目漱石にはふさわしくない、他人批判。坊っちゃん以来、人のケチけなしを常套句とする夏目漱石の作品だけに、草枕は意味不明。

更新日: 2017/11/18
bba930107f63さんの感想

宮崎駿さんが何度も読んだと何かの雑誌で見たので読んでみました。 主人公が、画家であろうとする視点と他に出てくる人物や風景との距離感や空間感が感じられ、そこに良さを感じました。最後に落ちがあるのもシンプルで良かったです。

更新日: 2017/02/05
06941835b43fさんの感想

漱石の画家を通した俳句の写生感を見たような気がした。各場面の描写を参考に自分なりに俳句を捻ってみる楽しさを憶えました。

更新日: 2017/01/05
6acfed667e6eさんの感想

主人公が若い人妻と温泉に入って裸を見つめるシーンが良かった。

更新日: 2016/10/01
9323d3d319ebさんの感想

文明は、個性を発達させたあと、個性を踏みつけようとしている。まさに今の右へならえの社会そのもの。 汽車が、没個性の象徴というのは、うーむと頷く。 この作品で、漱石に色んな絵を見せてもらった。 最後、なみさんの憐れを含んだ顔が頭に浮かんだ。

更新日: 2016/08/02
Tomotoさんの感想

椿のくだりの描写が好き

更新日: 2016/07/01
d8b1a0dbe18bさんの感想

春になると読みたくなる小説。

更新日: 2015/07/19
ecd5673c34a6さんの感想

この主人公が現代日本を見たらどんな顔をするだろうか。