「金将軍」の感想
金将軍
きんしょうぐん
初出:「新小説」1924(大正13)年2月

芥川竜之介

分量:約9
書き出し:ある夏の日、笠をかぶった僧が二人《ふたり》、朝鮮《ちょうせん》平安南道《へいあんなんどう》竜岡郡《りゅうこうぐん》桐隅里《とうぐうり》の田舎道《いなかみち》を歩いていた。この二人はただの雲水《うんすい》ではない。実ははるばる日本から朝鮮の国を探《さぐ》りに来た加藤肥後守清正《かとうひごのかみきよまさ》と小西摂津守行長《こにしせっつのかみゆきなが》とである。二人はあたりを眺めながら、青田《あおた》の...
更新日: 2022/02/23
19双之川喜41さんの感想

 首のない小西行長は 金将軍の 小指を切り落としたという 朝鮮の伝説とされている。 どこの国でも 自国に都合のよい話を でっち上げるのが 美風であり 歴史そのままからさえも かけ離れてしまうと思った。