「道草」の感想
道草
みちくさ
初出:「朝日新聞」1915(大正4)年6月3日〜9月14日

夏目漱石

分量:約419
書き出し:一健三《けんぞう》が遠い所から帰って来て駒込《こまごめ》の奥に世帯《しょたい》を持ったのは東京を出てから何年目になるだろう。彼は故郷の土を踏む珍らしさのうちに一種の淋《さび》し味《み》さえ感じた。彼の身体《からだ》には新らしく後《あと》に見捨てた遠い国の臭《におい》がまだ付着していた。彼はそれを忌《い》んだ。一日も早くその臭を振《ふる》い落さなければならないと思った。そうしてその臭のうちに潜んでい...
更新日: 2020/11/07
19双之川喜41さんの感想

 親戚に 金をたかられるなどは 自らの 本道を 大きく外れたとの 思いが 過(よぎ)ったかも しれない。 立場が逆なら 余計 腹立たしいだろう。 筋立てで持たせるような 作品とは  かなり かけ離れていると感じた。

更新日: 2018/03/19
5a0cb9575e26さんの感想

夫婦の会話のやりとりが面白い。地震が起きた際、妻や子を取り残し、自分だけ逃げるところなど真実味があり、自身の身を削り育む母性と、義務と戒め育む父性の違いを分かりやすく表現している。流石漱石だ。

更新日: 2017/04/01
12f8e4d9e4dfさんの感想

つまらない。