凄い。
猫は、酒に酔って水が入った甕に落ちて死ぬという悲惨な最後を迎えた。 悲しい
漱石の小説の中では明快かつユーモアを含んだ異色の作だと思う。 ひとつひとつの比喩が高度な知識によるものであるから少々鼻につくと感じるかもしれないが、漱石自身の身の回りに起こった事柄をネタにしてこれほどの小説にしてしまうのはさすが。 何度読んでも読み飽きない、近代日本文学の傑作。
子供の頃読んで、読んだつもりでいた我が身が恥ずかしい。漱石の当時、これだけ西洋の事情を解釈して引用できる博学には驚きを隠せない。自序の下で、出版社から続きを書いて欲しいと請われて、死んでしまった猫は最早復活させられないと断ってしまったとのこと。まだまだネタなら溢れるほどにあったでしょうに…、続きが読みたかったです。
とにかく退屈。 猫を主人公に語らせコメディー調にしたところで、漱石先生はユーモアのセンスは皆無であったとみえる。
猫なので 究極の下から目線である。 皮肉▫僻み▫皮相的▫いじける。で ろくな死に方をしないことになる。 広く海外に 目を転じれば 「長靴をはいた猫」は 貴族になり 「黒猫」は 撲殺されるのだから 吾猫のように 過失死なら 少しだけましかもしれないとも感じた。
小学生以来だったが大人になって読むと夏目漱石の偉大さがよくわかった。
最後が悲しい。 私も死にたい。
2019/2/28読了 知識がないまま分からないところは分からんままさらっと読んだので、注釈があるものをゆっくりもう一度読んでもいいなぁと思う。 個性豊かな気狂いたちの最後の談話では自殺が横行する未来が予見されている。漱石は自分に寄せた主人をこんなに滑稽に愛着なく描けるのはすごい。 漱石の教え子だった藤村操が巌頭の感を残して華厳の滝に身を投げた話を調べたところだったので、くしゃみ先生のところに相談に来た生徒さんが思い詰めないか心配になった。
面白い
自己之前看的中文版,很喜欢这只猫
夏目漱石の『我輩は猫である』は猫である。
面白い
有名な書き出しは知っているが内容までは知らなかった。同じような人が大勢いると思う。
(/ω\)
ニーチェが最後の方に出てくるが、当時の日本ではまだ十分に解釈されていなかったはず。漱石の木曜会に後年出入りした和辻が哲学的に紹介するが、既に漱石は読んでいたようだ。漱石の博学に驚かされる。
夏目さんが書いた猫ちゃんを見たそうだ、生き生きしているんだ
いいなと感じました❗
なかなか長いので読むのに4ヶ月ほどかかりました。初めは内容がよくわからなかったですが語句を調べるごとに読みなれて面白い部分もありました。 諦めずに読むことが大事だと思います。 最後に急展開で吾輩が死んでしまうのは驚きました
文章のリズムがよく、まるで落語を聞いているようで、実に面白い。トンチとだじゃれのセンスは、現代のお笑いの比ではない。 テンポのいい会話は、読んでいるのに、朗読が、聞こえてくるようだ。さすが、漱石文学❗