「きりしとほろ上人伝」の感想
きりしとほろ上人伝
きりしとほろしょうにんでん
初出:「新小説」1919(大正8)年3、5月

芥川竜之介

分量:約36
書き出し:小序これは予が嘗《かつ》て三田文学誌上に掲載した「奉教人の死」と同じく、予が所蔵の切支丹版「れげんだ・おうれあ」の一章に、多少の潤色を加へたものである。但し「奉教人の死」は本邦西教徒の逸事であつたが、「きりしとほろ上人伝《しやうにんでん》」は古来|洽《あまね》く欧洲天主教国に流布《るふ》した聖人行状記の一種であるから、予の「れげんだ・おうれあ」の紹介も、彼是《ひし》相俟《あひま》つて始めて全豹《ぜ...
更新日: 2023/01/02
鍋焼きうどんさんの感想

イエス・キリストの教えをジャパニーズテイストで説いた不思議な寓話。子どもに読み聞かせるには難度が高い。絵解きで味わえばファンタジックで魅力的だと思う。

更新日: 2021/01/10
19双之川喜41さんの感想

 欧州の話とあるけど 日本の民話のようでもあり 心が惹かれる。 荒れ狂う川を 杖を突き突き わらんべを運ぶ。 実は という筋立てである。