「詩」の感想

石川啄木

分量:約35
書き出し:啄木鳥いにしへ聖者が雅典《アデン》の森に撞《つ》きし、光ぞ絶えせぬみ空の『愛の火』もて鋳《い》にたる巨鐘《おほがね》、無窮《むきゆう》のその声をぞ染めなす『緑』よ、げにこそ霊の住家。聞け、今、巷に喘《あへ》げる塵《ちり》の疾風《はやち》よせ来て、若やぐ生命《いのち》の森の精の聖《きよ》きを攻むやと、終日《ひねもす》、啄木鳥《きつつきどり》、巡りて警告《いましめ》夏樹《なつき》の髄《ずゐ》にきざむ。...
更新日: 2021/01/08
19双之川喜41さんの感想

 予定調和はなく 繰り返し 意表を突く。 神田須田町の 騎馬巡査。 激論が続き 蝋燭三本取り替え 茶碗に虫が落ちる。 啄木の あまり 知られてない側面を 窺わせ 興趣がわいた。