島崎藤村
雙之川喜1941 藤村は 千曲川までも 凍み あがると スケッチする。私は 愚かにも 川の すべてが 凍み あがると ばかり 長い間 思い込んで いたけれど 川の 下層では 滔々と 水流は 絶える ことは 無いと ある。寒冷地の めげない 水脈には なんとなく 力を 得た ような 気が じわりと してくる。
雪と冬に閉ざされた山国の生活ぶりを仔細に表した作品。鶏卵が凍るなどなかなかリアル。純文学らしい純文学。
東北を思い出す。全て見たことがある描写だ。