「ふもれすく」の感想
ふもれすく
ふもれすく

辻潤

分量:約47
書き出し:題だけは例によってはなはだ気が利き過ぎているが、内容が果たしてそれに伴うかどうかはみなまで書いてしまわない限り見当はつきかねる。だが、この題を見てスグさまドヴォルシャックを連想してくれるような読者ならまず頼もしい。でなければクワイトえんでふわらん。僕は至ってみすぼらしくもおかし気な一匹の驢馬を伴侶に、出鱈目な人生の行路を独りとぼとぼと極めて無目的に歩いている人間。鈍感で道草を食うことの好きな僕の馬...
更新日: 2022/01/14
阿波のケンさん36さんの感想

当時有名な大杉栄と伊藤野枝そして作者との関係を赤裸々に語っている。3人とも奔放な生活を送っていたようだ。世間の無理解がその大きな要因を占めていた様だ。