「二人小町」の感想
二人小町
ふたりこまち
初出:「サンデー毎日」1923(大正12)年3月

芥川竜之介

分量:約18
書き出し:一小野《おの》の小町《こまち》、几帳《きちょう》の陰に草紙《そうし》を読んでいる。そこへ突然|黄泉《よみ》の使《つかい》が現れる。黄泉の使は色の黒い若者。しかも耳は兎《うさぎ》の耳である。小町(驚きながら)誰です、あなたは?使黄泉の使です。小町黄泉の使!ではもうわたしは死ぬのですか?もうこの世にはいられないのですか?まあ、少し待って下さい。わたしはまだ二十一です。まだ美しい盛りなのです。どうか命は...
更新日: 2023/02/24
cbeb8d424306さんの感想

面白い作品でした。芥川氏や太宰治に共通したものを感じます。読書嫌いなわたしでも読めるのが嬉しいです。毎日ワクワクしています。

更新日: 2020/08/03
19双之川喜41さんの感想

 容色は 衰えて いまや 女乞食と成り果てた 小野の小町と 玉造の小町は 黄泉の使いと 再会してしまうけど 願いを 聞き容れずに 使いは 立ちさってしまう。会話体で 成り立った文章の為か 詩味には 欠けるけど 微苦笑してしまう 展開と 思った。

更新日: 2016/12/03
らっきーさんの感想

作者がニコニコしながら書いている様子がひしひしと感じられます。読んでいて楽しいです。