「湖南の扇」の感想
湖南の扇
こなんのおうぎ
初出:「中央公論 第四十一年第一号」1926(大正15)年1月1日

芥川竜之介

分量:約26
書き出し:広東《かんとん》に生れた孫逸仙等《そんいつせんら》を除けば、目ぼしい支那の革命家は、——黄興《こうこう》、蔡鍔《さいがく》、宋教仁《そうきょうじん》等はいずれも湖南《こなん》に生れている。これは勿論《もちろん》曾国藩《そうこくはん》や張之洞《ちょうしどう》の感化にもよったのであろう。しかしその感化を説明する為にはやはり湖南の民自身の負けぬ気の強いことも考えなければならぬ。僕は湖南へ旅行した時、偶然...
更新日: 2021/01/10
19双之川喜41さんの感想

 中国の湖南の 旅行記である。 斬首になった盗賊の 血を染み込ませたビスケットを 食べさせられ 損なう。 案内してくれた人は 日本の 東大の医学部を出た医者で 菊池寛とも 面識があったようだ。