「予報省告示」の感想
予報省告示
よほうしょうこくじ
初出:「トップライト」1947(昭和22)年10月

海野十三

分量:約8
書き出し:人暦一万九百四十六年十三月九日本日を以て地球は原子爆弾を惹起し、大爆発は二十三時間に亘って継続した後、地球は完全にガス状と化す。尚、このガス状地球が、果して新星雲にまで発展し得るや、それとも宇宙塵として低迷するに過ぎざるや、目下のところ予報資料不足のため推定しがたい。人暦一万八百年地球は今や第五氷河期の惨禍より脱するに至った。気候は殆んど正常に復した。氷は北緯五十度まで、及び南緯五十度まで、蔽うに...
更新日: 2025/03/11
65c8aadc88adさんの感想

雙之川喜1941  科学的 虚構 小説の はしりと いわれて いるらしい。なかでも 地球外の 惑星に 集団で 移住を 試みる 騒ぎは 今日の 大量 外国 旅行に うつつを 抜かす 風潮と 似通った ところもあり 海野の 慧眼に 感心 させられた。

更新日: 2016/12/14
ひずみんさんの感想

天気予報だってまだ正確さに欠けるのだから、この先を予測するのなんて無理……。そう、予測なんてしない方がいい。

更新日: 2016/07/03
YELLOWテントマンさんの感想

温暖化の影響で、氷河期の心配は杞憂となったのだろうか。人類は未来に起こる数々の困難に対して、科学技術で克服すると思いたいが、運の尽きとなると考える方が自然かもしれない。