寄り道しない直截的な展開。私がアッシャー家に着く前に既に主の精神は崩壊していた。ただただ救いのない話。
冒頭に「ひび割れが屋根から電光状に壁に這い下がり沼の中へ消えている」とある。 これは 落雷により この家は 既に崩壊しているとの 暗喩に 思えた。 筋立ては ポーの他の作品にも 見たようなきはする。
前半静かで暗かったけど、後半一気にホラーになってヒッとなった。ラストシーン映像で見たらしばらく夜中にトイレとか行けない(笑)
映像化したいゴシックホラー
前半の陰鬱さと沈んだような静さと、後半の緊張感の高まりとクライマックスの衝撃的な破局、静と動の移り変わりがみごとである。陰鬱なアーシャー家の描写を細かくすることで、クライマックスの衝撃が大きくなっている。面白かった
じわじわ来る狂気。
最後、悲しい。でも、ソレがポーなのですよね