「暁と夕の詩」の感想
暁と夕の詩
あかつきとゆうべのうた

立原道造

分量:約6
書き出し:※或る風に寄せておまへのことでいつぱいだつた西風よたるんだ唄のうたひやまない雨の昼にとざした窗のうすあかりにさびしい思ひを噛みながらおぼえてゐたおののきも顫へもあれは見知らないものたちだ……夕ぐれごとにかがやいた方から吹いて来てあれはもうたたまれて心にかかつてゐるおまへのうたつたとほい調べだ——誰がそれを引き出すのだらう誰がそれを忘れるのだらう……さうして夕ぐれが夜に変るたび雲は死にそそがれて来る...
更新日: 2024/08/05
b2a4b04cd7edさんの感想

立原の優れた感覚が現れた作品だと思った

更新日: 2023/01/07
motty!さんの感想

更新日: 2022/04/21
フロントリーフさんの感想

合唱で歌った詩の作者だったので選んだ。 繰り返し登場する、歌・眠り・夢・夜・朝。 「夢みたものは」に描かれる場所での出来事として読めるものも。 「眠りの誘ひ」以降が特に気に入っている。 ・(世界中はさらさらと粉の雪) ・己は 嘗てだれであつたのだらう (誰でもなく 誰でもいい 誰かーー) など。 また、「眠りの誘ひ」での「私」のような『ある静かな美しい場所を守るように存在する自己』は、とても惹かれるイメージだった。 自分も心の中にそんな場所を持ちたい。

更新日: 2020/12/02
19双之川喜41さんの感想

 難解な言い回しは こだわりの発露なのだろうけど しばし 思案にくれ 立ち尽くすような ことにはなる。 根気よく 再読し 高みに たどり着けたらとは思う。

更新日: 2020/09/27
e953e1df3c53さんの感想

夜を題材にした詩があるせいか、『陰影礼讚』を思い出した。穏やかで安らかな、それでいて大いなる夜の闇を思わせる作品だった。『闇=悪』のイメージが定着している昨今だが、この頃の人々はまだ闇を友達のように身近に感じていたように思う。『闇=悪』という人間による決めつけこそが悪だろう。

更新日: 2019/10/21
1e3dc3fb8160さんの感想

更新日: 2019/08/20
にゃーこさんの感想

短時間で読めるという事で、気軽な気持ちで読みました。普段から読み慣れてない文書なので、難しく感じてしまった。。 「☆」は、この方に対しての評価というより、自分自身の読解力がなく、スッと入らなかったゆえのものです。

更新日: 2019/03/15
8e46b5bc1c6aさんの感想

タイトルが素敵です。センチメンタルと色彩の変化が浮かびます。オレンジから濃紺または紺碧。

更新日: 2017/09/15
d1bf42a134ceさんの感想

とても素敵だと思いました。 私は好きな詩が多かったです。また、読みたいと思いました。

更新日: 2016/12/06
bdd53005a915さんの感想

風は流れて色彩は黄昏から澄み渡る蒼へと変わる。 人は一つ所にとどまることを知らず、流浪の旅路に誰も誘うことなく孤独に歌っている。 脳裏に浮かぶ幻。