純粋な子供の気持ちが込められた寓話的物語が秀逸な作品。 自分も百姓なので田の水不足は切実に感じ入りました。
かわいい。ほっこりする。
このお坊ちゃま、恋の川じゃなくて鯉の川と取ったやもしれない。お食事券がどうしてニュースで騒いでるんだろうと、汚職事件のことを誤解していたこどもの頃を思い出すー。Go-to-Eatも汚職事件に発展しないことを祈るコロナ禍。父と子のほのぼのエピソード。てるてる坊主、最近どうしてるのだろう…。こころ萎えてないか?
心持ちがポカポカする、いい作品。
この、百姓のお子さんはとても純粋な心を持っているのだな、と感じた。 私がてるてる坊主なら、この子のお願いなら叶えたいと思うだろう。ご褒美も、自分が自分が!ではなく、てるてる坊主にあげて、だなんて、とても素敵な子だ。 てるてる坊主はこの子にご褒美を上げたかったから、わざと雨に流されて、この子がご褒美を貰えるようにしたのかもしれない。 ......と、思う反面、てるてる坊主への詩にはなかなか残酷なことも書いてあるな、と。自分よりも大きさが何倍もある動物に玩具にされる上に、名誉まで傷つけられるなんて。
父親の田畑が枯れそうなので、息子の太郎がてるてる坊主に雨を振らせてくれとお願いをする道徳の様な優しい話でした。褒美に酒をあげようとしたら、てるてる坊主が川に流れてしまい息子が泣いていると、父親が「川に酒を流してやるから」という場面で大変癒されました。
日照りで 困っている お百姓のために 太郎は てるてる坊主ならぬ 雨ふり坊主を こしらえる。 雨が降ると 太郎は 坊主の 手柄にする。 このあたりの やり取りが 微笑みを 誘うと感じた。
登場人物みんな美しくて好きだな
いい話
よかった
なかなか面白い。 雨降り坊主、とはよく言ったものだ! てるてる坊主を逆さにしたら雨が降ると聞いたことがある。 しかし、最近の気象はこんな長閑な話ではない。ゲリラ豪雨や台風による水害。さもなければ猛暑、酷暑。 平和な秋になれば良いが!
可愛らしい話
いいはなしだ。
癒やされました。品があり、美しい日本語でした。
一言で言うと、「美しい!」 丁寧な言葉遣い、自然の描写、家族の労り合い。全て美しかったです。 泣き出す太郎さんへのお父さんのフォローがジンときました。 短編も長編も夢野久作は最高ですね!
太郎君は立派な詩人になれますね
この作家もこんな可愛い作品を創るんだなと思った。でも確かに魔術的な片鱗はある。
優しいお話でした。 田畑のある風景はいつもそんなお話になる気が致します。
作品の中の太郎が半紙に書く詩が好きです。
いいお話でした。経済的にも技術的にも発展している今の日本より、貧しくても一生懸命生きていたであろう日本らしい、人情味溢れるお話です。 どんな社会がいいのかな? それに本当に夢野久作の作品とは!