「クチマネ」の感想
クチマネ
クチマネ
初出:「九州日報」1923(大正12)年1月

夢野久作

分量:約9
書き出し:美代子さんは綺麗な可愛らしい児でしたが、ひとの口真似をするので皆から嫌われていました。或る日の事、美代子さんはお家《うち》の前でたった一人で羽子《はね》をついていますと、一人の支那人が反物を担いで遣って来て、美代子さんのお家《うち》の門口で、「奥さん、旦那さん、反物|入《い》りまションか」と言いました。美代子さんはカチリカチリと羽子をつきながら、「入りまショんよ」と云いました。支那人はニヤニヤ笑っ...
更新日: 2019/08/13
58670ebe546aさんの感想

口まねをした女の子がかどわかされる話。怖い〜、と思いながら読みました。 助けられた美代子さんは口まねをしなくなりました。ほかの女の子もそうでしょう…、 そうです。私も気をつけます。

更新日: 2016/08/31
さんの感想

夢野さんにしては、柔らかめな最後だったように思う。 疑問だが、巾着はどこで作られた物なのだろうか?支那人はその後どうなったのか気になる。