「「鏡花全集」目録開口」の感想
「鏡花全集」目録開口
「きょうかぜんしゅう」もくろくかいこう
初出:「新小説」1925(大正14)年5月

芥川竜之介

分量:約4
書き出し:鏡花泉先生は古今に独歩する文宗なり。先生が俊爽《しゆんさう》の才、美人を写して化を奪ふや、太真《たいしん》閣前《かくぜん》、牡丹《ぼたん》に芬芬《ふんふん》の香を発し、先生が清超の思、神鬼を描いて妙に入るや、鄒湛《すうたん》宅外、楊柳に啾啾《しうしう》の声を生ずるは已《すで》に天下の伝称する所、我等亦多言するを須《もち》ひずと雖《いえど》も、其の明治大正の文芸に羅曼《ロマン》主義の大道を打開し、艶...
更新日: 2025/02/02
65c8aadc88adさんの感想

蛇喜 なにやら バナナの たたき売りの 口上にも 似て 人の足を 止めさせる 妙な魅力がある。キラリと ひかる部分もあり 全集は なかなか 面白いかもしれないと 感じた。

更新日: 2023/09/20
鍋焼きうどんさんの感想

通して読んだが、生まれてはじめて見る漢語ばかり。言わんとするところは漢字の意味から類推したものの詳しくは解らなかった。泉鏡花の語彙力に挑戦するような芥川の苦心を想像し、「芥川、頑張ったな」と労った。