「卵」の感想
たまご
初出:「猟奇」1929(昭和4)年10月

夢野久作

分量:約10
書き出し:三太郎君は勉強に飽きて裏庭に出ました。空には一面に白い鱗雲《うろこぐも》が漂うて、淡い日があたたかく照っておりました。その下に立ち並ぶ郊外の家々は、人の気はいもないくらいヒッソリとして、お隣りとの地境《じざかい》に一パイに咲いたコスモスまでも、花ビラ一つ動かさずに、淡い空の光りをいろんな方向に反射しておりました。その花の蔭の黒いジメジメした土の上に初生児《あかんぼ》の頭ぐらいの白い丸いものが見えま...
更新日: 2020/08/07
19双之川喜41さんの感想

 夜な夜な 夢の中に忍ぶ 逢い引きが 昂じて 出卵の 引き金を 引いて仕舞ったか どうかは 誰にも 解りにくい。むしろ これでも 忍ぶ恋の ご褒美と 見たてた方が 説明が つけやすいのかな とも思った。

更新日: 2019/12/16
檸檬さんの感想

面白いけれど卵がなんだったかわからない…。

更新日: 2018/01/08
8f7674191136さんの感想

せつないような、グロテスクなような、それでいてどこかあったかいような。 不思議な感覚。

更新日: 2017/01/18
424ee5c93493さんの感想

露子さんが残していったあったかい卵。

更新日: 2015/11/01
a5ac6a3c331fさんの感想

部分的には 面白いが、読み終わると やはり『なんのことだか 解らない』です。

更新日: 2015/10/30
リリーさんの感想

何じゃこりゃ。 「何じゃこりゃ」となりたくない人は読まないように(笑)