「絶望」の感想
絶望
ぜつぼう

徳田秋声

分量:約14
書き出し:『オイ/\何處《どこ》へ行くんだよ。』とお大《だい》と云ふ裏町のお師匠さんが、柳町《やなぎちやう》の或|寄席《よせ》の前の汚《きたな》い床屋から往來へ聲をかける。聲をかけられたのは、三|人連《にんづれ》の女である。孰《いづれ》も縞《しま》か無地《むぢ》かの吾妻《アヅマコート》に、紺か澁蛇《しぶじや》の目《め》かの傘を翳《さ》して、飾《めか》し込んでゐるが、聲には氣もつかず、何やら笑ひさゞめきながら...
更新日: 2020/02/26
a29586c477ecさんの感想

風呂桶の時もそうだったが、そういう風にタイトルを回収してくるのかと、ニヤリとさせられる。割りと悲劇的ではあるが、小気味良くもあり、心地よい余韻が残る作品。

更新日: 2016/05/06
aokikenichiさんの感想

これくらいでも昔の言い回しについていけない