「半七捕物帳」の感想
半七捕物帳
はんしちとりものちょう

06 半鐘の怪

06 はんしょうのかい

岡本綺堂

分量:約41
書き出し:一半七老人を久し振りでたずねたのは、十一月はじめの時雨《しぐ》れかかった日であった。老人は四谷の初酉《はつとり》へ行ったと云って、かんざしほどの小さい熊手《くまで》を持って丁度いま帰って来たところであった。「ひと足ちがいで失礼するところでした。さあ、どうぞ」老人はその熊手を神棚にうやうやしく飾って、それからいつもの六畳の座敷へわたしを通した。酉の市《まち》の今昔談が一と通り済んで、時節柄だけに火事...
更新日: 2023/11/10
8eb05d040692さんの感想

面白かったです。結末にちょっと笑ってしまいました。

更新日: 2020/10/05
2dbff2d6205aさんの感想

本当にこんな事件があるのかと、半七老人の話しの最後まで検討もつかなかった。驚いたし面白かった。 『半七捕物帖』とは、青空文庫で初めて出会い、今、夢中になって読んでいる。 コナン・ドイルやアガサ・クリスティに出会った時のように、わくわくする物語に久しぶりに出会ってとても嬉しい。 半七の活躍している江戸の町を、古い地図を見ながらたどったら、また違う楽しさが見つかりそう。 青空文庫さん、ありがとう!

更新日: 2016/02/16
cededaec4b05さんの感想

幽霊の正体見たり 枯れ雄花 な話 火事でもないのに火の見やぐらの鐘が鳴ることから始まり ご町内で小さいけれど妙な事件が次々と発生 誰が、何の目的で? それにしても、やり口が子供のイタズラっぽい 普段の素行がよろしくないという理由で、確たる証拠もないのに 自身番(今の交番のようなところ)に連れて行かれて 殴られる子供はたまったもんじゃないですね 防犯カメラもないこの時代は、こんな冤罪がそこら中に ゴロゴロしてたんだろうなあ

更新日: 2016/01/08
奥津棄戸明さんの感想

申年のはじめに読むのに相応しい話でした。