「半七捕物帳」の感想
半七捕物帳
はんしちとりものちょう

09 春の雪解

09 はるのゆきどけ

岡本綺堂

分量:約39
書き出し:一「あなたはお芝居が好きだから、河内山《こうちやま》の狂言を御存知でしょう。三千歳《みちとせ》の花魁《おいらん》が入谷の寮へ出養生をしていると、そこへ直侍《なおざむらい》が忍んで来る。あの清元の外題《げだい》はなんと云いましたっけね。そう、忍逢春雪解《しのびあうはるのゆきどけ》。わたくしはあの狂言を看《み》るたんびに、いつも思い出すことがあるんですよ」と、半七老人はつづけて話した。「勿論お話の筋道...
更新日: 2023/12/18
8eb05d040692さんの感想

面白かった。人の情念と欲望が渦巻いた話

更新日: 2022/05/09
鍋焼きうどんさんの感想

小説にはよくある花魁と店の若旦那の逢瀬と心中。女の嫉妬から来る殺人とそれを種にした強請。謎が解けてみればそんなことだろうと合点する。按摩さんの霊感にゾッとする。

更新日: 2016/01/09
奥津棄戸明さんの感想

情緒的なタイトルであり、淡々とした文章であるけど、結末のやるせなさと 書かれている事件の顛末には恐ろしいものがある。

更新日: 2015/07/02
80a6b5c171cbさんの感想

円朝風の怪談。まあまあかな。