「釜ヶ崎」の感想
釜ヶ崎
かまがさき

武田麟太郎

分量:約49
書き出し:カツテ、幾人カノ外来者ガ、案内者ナクシテ、コノ密集地域ノ奥深ク迷ヒ込ミ、ソノママ行先不明トナリシ事ノアリシト聞ク——このやうに、ある大阪地誌に下手な文章で結論されてゐる釜ヶ崎は「ガード下」の通称があるやうに、恵美須町市電車庫の南、関西線のガードを起点としてゐるのであるが、さすがその表通は、紀州街道に沿つてゐて皮肉にも住吉堺あたりの物持が自動車で往き来するので、幅広く整理され、今はアスファルトさへ敷...
更新日: 2019/10/26
19双之川喜41さんの感想

 大阪の誇る  名だたる 地で 生まれ育ったとする 小説家が  紛れ込み  女から しつこく 遊んでいくように 勧められ  やむなく 借りた やどの壁に  昔 自分が書いた落書きを 見つける。 淫売婦 は 実は男で  カマと釜で  韻を踏んでいると思った。