続文芸的な、余りに文芸的な
ぞくぶんげいてきな、あまりにぶんげいてきな
初出:「文藝春秋」1927(昭和2)年7月
芥川竜之介約9分
創作背景文壇交友文学批評自己認識内省的叙情的回顧的
書き出し
一「死者生者」「文章倶楽部」が大正時代の作品中、諸家の記憶に残つたものを尋ねた時、僕も返事をしようと思つてゐるうちについその機会を失つてしまつた。僕の記憶に残つてゐるものはまづ正宗白鳥氏の「死者生者」である。これは僕の「芋粥」と同じ月に発表された為、特に深い印象を残した。「芋粥」は「死者生者」ほど完成してゐない。唯幾分か新しかつただけである。が、「死者生者」は不評判だつた。「芋粥」は——「芋粥」の…
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