青空文庫

「風は草木にささやいた」の感想

風は草木にささやいた

かぜはくさきにささやいた

01 風は草木にささやいた

01 かぜはくさきにささやいた

山村暮鳥75

書き出し

此の書を祖國のひとびとにおくるなんぢはなんぢの面に汗して生くべし人間の勝利人間はみな苦んでゐる何がそんなに君達をくるしめるのかしつかりしろ人間の強さにあれ人間の強さに生きろくるしいかくるしめそれがわれわれを立派にするみろ山頂の松の古木をその梢が烈風を切つてゐるところをその音の痛痛しさその音が人間を力づける人間の肉に喰ひいるその音のいみじさ何が君達をくるしめるのか自分も斯うしてくるしんでゐるのだくる

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