青空文庫

「岩波茂雄宛書簡」の感想

岩波茂雄宛書簡

いわなみしげおあてしょかん

02 一九三一年九月二十一日

02 せんきゅうひゃくさんじゅういちねんくがつにじゅういちにち

書き出し

拝啓前略先日は失礼仕りました、講座の方は着々進行しておりますから御安神願います。さて逸見重雄君の奥様が何かで生活費の一部なりとも稼ぎたいと申すのでございますが、校正の仕事にでも御雇い願えれば幸と存じますが、御都合如何でございましょうか?逸見君は産業労働調査所の仕事に没頭しているのですが、この方からは殆んど生活費が得られず、翻訳等によっているのですが、昨今の時世では仕事の片手間に生活費を得ることは中

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