きたのしょうじょ
初出:「童話文学」1928(昭和3)年9月
書き出し
少年は、海をながめていました。青黒い水平線は、うねりうねっていました。それはちょうど、一連の遠い山脈を見るように思われたのです。そして、いまにもなにか不思議な、珍しいものが、その小山のいただきのあたりに跳り上がらないかと、はかない空想を抱きながら待っていたのでした。「もう、この海にも、じきにお別れしなければならない。」こう思うと、彼の胸は、迫ってくるのでした。それほど、この自然に親しんだばかりでな…
df28d9bd800fさんの感想
もの悲しい物語だけど良かった