青空文庫

「長長秋夜」の感想

長長秋夜

ぢゃんぢゃんちゅうや

初出:「詩精神」1935(昭和10)年12月

書き出し

——ぢやん、ぢやん、ちゆう、やは朝鮮語で長い長い秋の夜といふ意味。朝鮮よ、泣くな、老婆よ泣くな、処女よ泣くな、洗濯台に笑はれるぞ、トクタラ、トクタラ、トクタラ、それ、あの物音はなんの音か、お前が手にした木の棒からその音がするのだ、あつちでも、こつちでも村中で夜になるとトクタラ、トクタラトクタラ、朝鮮の山に木がないおや、それはお気の毒さま、家には食ひ物がないおや、それもお気の毒さま、『あゝ、良い子だ

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