青空文庫

「数言の補足」の感想

数言の補足

すうことのほそく

七日附本欄伊藤整氏への答として

なのかづけほんらんいとうせいしへのこたえとして

初出:「中外商業新報」1937(昭和12)年8月10、11日号

文壇交友文学批評歴史的背景芸術論分析的厳粛鬱屈

書き出し

八月七日の本紙に、伊藤整氏が同氏の作「幽鬼の町」に就て書いた私の月評に反駁した文章を発表された。編輯者は、私からそれに答える文を求めている。生活及文学に対する私の態度を盲目的な偏執又は非芸術的な機械性と云われている点や錯覚されている「社会善的潔癖さ」などという伊藤氏の理解について、第三者には自ずから明かである。その見方の誤りやそういう人間の見方そのものにあらわれている筆者の感情、偏執その他について

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