青空文庫

「一連の非プロレタリア的作品」の感想

一連の非プロレタリア的作品

いちれんのひプロレタリアてきさくひん

「亀のチャーリー」「幼き合唱」「樹のない村」

「かめのチャーリー」「おさなきがっしょう」「きのないむら」

初出:「プロレタリア文学」日本プロレタリア作家同盟機関誌、1933(昭和8)年1月号

創作背景文壇交友文学批評歴史的背景分析的回顧的

書き出し

十月下旬行われた作家同盟主催の文学講習会のある夜、席上でたまたま「亀のチャーリー」が討論の中心となった。ある講習会員が「亀のチャーリー」をとりあげ、その作品は一般読者の間で評判がよく親しみをもって読まれたから、ああいう肩のこらない作品の型もプロレタリア文学の中にあってよいのではないかという風に問題をおこし、プロレタリア文学のジャンルの問題に連関させていた。その晩、自分は最後の時間をうけもっていたの

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