青空文庫

「現代日本の思想対立」の感想

現代日本の思想対立

げんだいにほんのしそうたいりつ

初出:「現代日本の思想対立」今日の問題社、1936(昭和11)年12月

戸坂314

書き出し

序二三年来、問題に触れて書いて来た社会評論の内から、手頃と思われるものを選んで、出版することにした。私はかねてから、批評の任務は努めて客観的公正を守るということにあると信じている。観察者には色眼鏡があってはならない、事実そのものをして語らせなければならないのである。尤も又私が信ずる処によると、評論は如何なる場合にも文学的特色を有っていなければならない。その結果、この小著にもまた私自身の特色のような

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